勝川大弘法
「勝満山 崇彦寺 (しゅうげんじ)

勝川大弘法は、昭和3年に当地の山口悦太郎氏が私財を投入して建立されました。高さ18メートルの修行姿の大師像には、毎日多数の善男善女の方々がお詣りされて、1日中お線香の 煙が絶えることなく、勝川の名所としてたくさんの方々に親しまれています。

大弘法とは、大きな姿をした弘法という意味で、勝川では「大弘法さま」と親しまれています。「南無大師遍照金剛」と両手を合わせ3回お唱えしてお祈りしてください。 家内安全、商売繁盛、護国豊穣と何でもお願いをお聞きくださいます。特に縁結び、学力向上にはお応えくださるとのことです。毎月15日は弘法祭り(ご生誕会)です。

4月15日(春の大祭)と10月15日(秋の大祭)は、四国霊場のお砂踏みができます。

春日井駅前大弘法
「正栄寺」

昭和2年に地元の念願であった中央線鳥居松駅(現JR春日井駅)が新設され、駅前に新しいシンボルを造りたいという盛り上がりの中で、上条地区の林長三郎氏が中心となって 弘法大師の立像の建設が計画されました。

地元も協力して奉仕活動を展開し、庄内川から取れた小石一つ一つにお手伝いの方々がお経を書き入れ、その石をコンクリート造りの立像に使用する心のこもった作業がなされ、 昭和7年に高さ10メートルの弘法大師像が出来上がりました。

当時は、尾張三大弘法の霊場の一つとして広く信仰を集め、現在も往時のままの姿をとどめており、多くの信者のお参りで絶えず香煙が漂っています。 春日井駅を降りて北東の方角に歩くとすぐのところに、お大師さまはビルの谷間から穏やかな顔で世の中を見つめています。

下街道ウォークラリー
(春日井弘法巡拝)

ウォークラリーは、中山道へ通じる下街道(したかいどう)として栄えた旧街道を通って、春日井駅前の弘法様から勝川大弘法通り商店街に隣接する勝川大弘法まで歩いて楽しむものです。

下街道には市の郷土館などがあり、古くは善光寺までつながっていた歴史を知ることができ、古い建物を見ることができます。油茂商店や蔦屋(つたや)などは当時の姿を残しており、 歩くことで昔の思いに浸ることができます。

通り沿いには、商いを営む店が数多くあり、個性ある店など思い思いに立ち寄ることができます。新しい発見から新しい出会いができます。 まちづくりのためにも、ウォークラリーを通じてふれあう機会を大切にしたいものです。

 伊藤十治書店(まるじゅう)

初代が明治の中ごろ、永楽屋の番頭さんから独立して薬種屋を開業しました。その後、東春日井郡の教科書の販売権を得て本屋を兼業したのが、書店の始まりです。

 お天王さま

下原田(旧鳥居松)のお天王さまは、祭りなど行事の時の集会所になるところで、常夜灯とお堂があります。お堂には、天王社、熱田社、秋葉社が祀られています。

 明治屋

明治から大正初期まで旅館を営んでいました。その後は、現在の建物を新築し、養蚕をされていました。

 油茂商店

江戸時代からの油屋で、塗屋造りの重厚な店構えです。菜種から油を絞り、油壺を並べて売っていました。その後、みそ・たまりの醸造をはじめ、酒も売るようになりました。

 林寅正邸

明治35年(1902)に衆議院議員となった林小参の隠居所で、大きな樹木と厚い塀に囲まれた屋敷は、下鳥居松の住宅地の景観を伝えています。

 観音堂

馬頭観音、西国三十三観音や他に八体の石仏があります。馬頭観音は、大切な馬の道中安全と死んだ馬の供養のために設置されたものです。

隣接して飯田重蔵頌徳牌や下街道の説明版があります。

 春日井市郷土館

安政3年(1856)に、酒造家・飯田重蔵が建てた離れ座敷です。明治13年(1880)明治天皇ご巡幸の際に御小休所になった所です。

昭和48年(1973)市制30周年を記念して郷土館となり、土曜日が開館日です。下街道の由緒の碑、横井也有の句碑や市内各所の道標が集められております。

 清水屋

昭和16年(1941)に清水屋呉服店を下街道沿いの鳥居松本通りに開き、 昭和30年(1955)に新店舗を竣工させ、現在の基盤となる清水屋ショッピングセンターを昭和39年(1964)に開業しました。

 蔦屋(つたや)

二階建ての塗屋造りの風格ある店構えで、江戸時代から酢の醸造や製油などを行っており、大正頃からは、酒・米・麦・肥料などの販売をしていました。

 鳥居病院

内津村の鳥居良庵が幕末の時に現在地に移転し、西洋医術による治療を取り入れて、この地域の医療の中心となりました。 明治6年(1873)に勝川小学校と鳥居松小学校の前身である「文明小学校」が、今の病院敷地内にあり、140人ほどが学んでいました。

 慈眼寺(じげんじ)

越伝の弟子である単伝が宝永6年(1709)にこの地に慈眼寺を開きました。この一帯は新田開発が進み、入植者の心の支えとなってきました。 境内には金楼門、稲荷社、地蔵堂、弘法堂などがあります。

 桂林寺(けいりんじ)と庚申堂(こうしんどう)

寛文11年(1671)上条村泰岳寺の達禅和尚が、新田開発の進みつつあった街道南に桂林寺を、北側に慶松寺の庚申堂を建立しました。

桂林寺は臨済宗妙心寺派で、本尊は十一面観世音菩薩です。桂林の名は、この辺りに桂の木が茂っており、これを用材にして寺院を建てたことに由来します。

 八幡社

下条村から寛文11年(1671)に遷座(社が移ること)した神社で、「柏井荘の総鎮守であった」と記されています。境内末社は秋葉社、津島社、天神社で、 多彩な祭事があり、多くの方が訪れます。